鬼門知らずの巨人・リチャード内野手(26)が持ち味の長打力で、連勝街道とレギュラー奪取へ加速する。24日のDeNA戦(東京D)で左中間席上部の映像広告を直撃する飛距離147メートルの特大8号を放つなど、直近6戦4発と絶好調。
マツダと言えば巨人にとって鬼門。だが5月に加入したばかりのリチャードに苦手意識は、まったくない。26日からは広島、阪神とのビジター3連戦の2カード。今季マツダで2勝6敗、甲子園では3勝6敗と苦しむ。「鬼門でしたっけ? 最初、鬼門ってなんだかわかんなかったですもん」と豪快に笑い飛ばした。しかもマツダでは巨人デビュー戦となった5月13日に移籍1号を放ち、7月26日には移籍後初V打で同球場での今季初勝利に導いた。鬼門どころか、いいイメージが残っている。
“第2の主砲”として存在感は増している。7月8日に昇格してからは徐々に出場機会が増加。岡本が1軍復帰後は一塁で起用され、現在6試合連続で先発出場している。8月はチームトップの5本塁打、17打点をマークし、主に7、8番打者として抜群の長打力を発揮。
48試合出場で打率は1割9分5厘ながら、キャリアハイを更新する8本塁打、26打点。得点圏打率3割2分4厘と勝負強さも光る。連日、打撃指導してくれる阿部監督の期待にも応えたい。「今(打率が)1割台だけど使ってもらっている。僕が監督だったら1割台の選手は使わない。使ってもらっていることに感謝して、やるべきことをやっていきたい」。豪快な一撃で広島の夜を熱く盛り上げる。(宮内 孝太)