◆第1回中京2歳S・G3(8月31日、中京競馬場・芝1400メートル)

 未勝利でも侮るなかれ。同舞台の新馬戦2着のアイルトンが中京2歳Sに参戦。

勝てば、新種牡馬の父ダノンスマッシュにとっても初タイトルとなる。初戦で鼻差敗れたロードカナロア産駒のマイケルバローズとは再戦だが、佐々木調教師は「向こうも良くなっていると思うけど、うちの馬も良くなっているからね」と力を込める。

 先週の新潟2歳Sは1着リアライズシリウス(父ポエティックフレア)、2着タイセイボーグ(父インディチャンプ)と新種牡馬のワンツー。今回はアイルトンとナムラドロンのダノンスマッシュ産駒2頭が出走予定だ。佐々木師は「体を見ると距離はもちそうだけど、気性的に完全に短距離だね」と愛馬を評価。20年香港スプリント、21年高松宮記念を制した父から、“スプリンターらしさ”を受け継いでいる。

 初戦はパドックでテンションが上がるなど若さを見せたが、一戦使ったことでガス抜きができた。1週前追い切りは栗東・CWコースで82秒9―11秒1と鋭い伸び。「先週もいい切れだったね」と満足げな表情だ。

 来春定年の佐々木師は、16日の新潟ジャンプSを勝って史上8人目のJRA全10場重賞制覇を達成。「その日で辞めてもよかった(笑)」と冗談めかしつつも「責任があるからね」と気を引き締める。名伯楽が手がける最後の2歳世代から、新たな重賞ウィナーが生まれる。

(水納 愛美)

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