◆JERAセ・リーグ 広島4―1巨人(26日・マツダスタジアム)

 広島は、巨人との3連戦初戦を制し、2位に4・5ゲーム差。DeNAも阪神に敗れ、3位まで2ゲーム差に縮めた。

 床田が、最後111球目に今季最速タイ151キロで中山を三振に斬り、1失点で無四球完投。今季6完投は両リーグ最多で、球団左腕で03年の高橋建(2軍投手コーチ)以来。4月12日の対戦で完封して以来の巨人戦で、2試合連続の完投と“Gキラー”ぶりを発揮した。

 打線は初回1死一、二塁から、モンテロの左翼越えのエンタイトル二塁打などで2得点。モンテロは、リーグ最多に並ぶ月間17打点をマークし、8月だけで6度目のV打となった。

 新井貴浩監督の試合後の主な一問一答は以下。

 新井監督

 ―初回に2点先制

 「立ち上がりに各自いいスイングをして、いい攻撃ができたと思います」

 ―1番・中村奨選手は初回先頭でチャンスメイク、7回には追加点となる適時打も

 「先制の出塁もそうなんですけど、7回の2アウトからの奨成のタイムリー、あと8回の2アウトからのキク(菊池)のタイムリー。この2点というのが、すごく大きかった」

 ―床田投手が1失点完投

 「週頭にこういうピッチングをしてくれると、ベンチもすごく助かります。本当にナイスピッチングだったと思います」

 ―8回にソロを浴びたが、9回も

 「もう、最後までという(つもりでした)。キャベッジには打たれたけど、球数がいっても球自体は落ちていなかったので、迷わず最後まで」

 ―9回は最後150キロ超を続けて締めたマウンドでの姿について

 「すごくいい姿だったと思うし、味方の守りのちょっとしたミスも全部カバーしてくれた。本当に素晴らしいピッチングだったと思います」

 ―途中出場の菊池選手が大きな働き

 「本当に助かるね。バッティングの調子が悪いわけではない。

どちらかというといい。後から守備からいくときでも、2アウトから貴重なタイムリーを打ってくれるというのは本当に助かります」

 ―坂倉選手が18打席無安打

 「今日は内容的にも、本人も満足していないと思う。練習して修正して臨んでもらいたいと思います」

 ―あす以降に向けて

 「また明日、気持ちを入れ直して一戦一戦、頑張っていきたいと思います」

編集部おすすめ