◆米大リーグ メッツ13―3フィリーズ(25日、米ニューヨーク州ニューヨーク=シティフィールド)

 メッツの千賀滉大投手が25日(日本時間26日)、本拠のフィリーズ戦に先発したが、5回途中3失点で降板し、8勝目はならなかった。チームは同地区首位に逆転勝ちし、カード初戦を制した。

 初回先頭のターナーにいきなり三塁打を打たれ、2番シュワバーの二ゴロで生還を許した。3回は2死二、三塁でボームに右前に2点適時打を打たれ、0―3とされた。4回に3―3と追いついてもらったが、5回先頭のリアルミュートに四球を与えたところで降板となった。4回0/3で93を投げ、6安打3失点3四球4奪三振。防御率は2・73となった。

 千賀は6月12日(同13日)の本拠地・ナショナルズ戦で一塁へのベースカバーに入った際に右太もも裏を痛めて負傷者リスト(IL)入り。7月11日(同12日)の敵地・ロイヤルズ戦で復帰したが、6月12日の7勝目を最後に2か月以上、白星なしとなった。

 負傷前後の感覚の違いを質問された千賀は「ボールに正しく力が伝わってる感覚があまりないかなと。なんとかそれでも試合をちゃんと作りたいなっていう思いもありながら、マウンドに上がってます」と告白。今後の修正については「それをしない限りチームの足を引っ張ることになる。本当に自分自身、チームの力になりたいって気持ちがある。そこを自分で解決していきたい」と前を向いた。

 ILから復帰後8試合で計35イニングを投げ、防御率5・40と苦しいマウンドが続いている。

編集部おすすめ