◆米大リーグ マリナーズ11―4アスレチックス(24日、米ワシントン州シアトル=Tモバイルパーク)

 マリナーズのC・ローリー捕手が24日(日本時間25日)、本拠のアスレチックス戦で2打席連続の48号と49号を連発し、捕手によるMLB最多本塁打記録を更新した。

 1点を先制されて迎えた無死一塁の第1打席で、左腕ロペスから右打席で左翼スタンドにたたき込んだ。

捕手によるMLB最多本塁打は21年にS・ペレス(ロイヤルズ)が記録した48本で、これに並ぶと、3―1と逆転して迎えた2回2死二塁の第2打席でも、再び左中間へ豪快な49号本塁打も連発し、あっという間に新記録を達成した。

 ヒーローインタビューでローリーは「とにかくすごく楽しかった。覚えているのは、観客のみんなが総立ちになって、帽子を取ってあいさつした瞬間ですね。あれは本当にクールな時間でした」。先発ギルバートは6回1失点でキャリアハイの13Kの快投。「ブルペンから調子が良くて、今日は行けると感じていた」と捕手としての喜びも語った。

 ローリーのマルチ本塁打は7月11日のタイガース戦以来で今季9度目。同31日には42号を放ち、1996年にT・ハンドリー(マーリンズ)が達成した両打ち捕手による最多本塁打記録「41」を更新している。両打ち最多は1961年のM・マントル(ヤンキース)の54本。同2位もマントルで56年に記録した52本となっている。

 ローリーはDHでも出場しており、捕手として出場した試合では40本目。この項目でのトップは2003年のJ・ロペス(ブレーブス)による42本が最多で、2本差に迫った。

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