◆JERAセ・リーグ 広島4―1巨人(26日・マツダスタジアム)
広島・床田は、最後11球目に「本気で投げた」と今季最速タイ151キロで中山を三振に斬った。4月12日に完封して以来の巨人戦で1失点の無四球完投。
ともにローテを支えてきた森下が、14敗目を喫した23日の中日戦(マツダ)後に右肩の張りで離脱した。今季153回2/3は、その同僚を1回1/3上回るリーグ最多。「あいつが早く帰ってきて、僕ごときに負けないようにしてほしい」と強烈なゲキを飛ばし、復帰まで自身がローテを引っ張る覚悟を結果で示した。
2位を圧倒し、巨人に4・5ゲーム差。3位・DeNAに2差に迫った。床田はローテ通りなら、9月に2度の巨人戦の先発が見込まれる。「上位を倒さないと上にはいけない」。昨季は9月以降に1勝もできなかった悔しさを、ここから晴らす。(畑中 祐司)