パ・リーグ 楽天10―3ソフトバンク(26日・弘前)

 ソフトバンクが約4か月ぶりの4連敗を喫した。今季2度目の2ケタ失点で、4月26日から5月1日の5連敗以来。

大関が「苦しい展開にしてしまい、悔しい」と天を仰いだ。5回に今宮の失策で先頭打者を塁に出すと、一気に崩壊。1死二、三塁から中島のスクイズで勝ち越しを許すと、処理した自身の失策でピンチを広げ、ボイトに満塁弾を浴びた。

 この回で降板。自責点は1ながら、今季ワーストの6失点で5月10日以来の4敗目だ。13試合ぶりの黒星で、連勝は9でストップ。小久保監督は「あそこ(5回)で勝負あり」と苦笑いした。2位・日本ハムとのゲーム差なしは、6日以来となった。

 日本ハム戦の3連敗から中1日。これまで直接対決を意識した先発ローテを組んできたが、今後は「いい投手から。一戦必勝」と宣言。仕切り直しにふさわしい投手を送ったが、思わぬ展開になった。

それでも指揮官は、中村の通算1500安打に話題を変えて笑顔。「踏ん張りどころだけど残り29試合。悔いの残らない戦いを続けるだけ」と暗い顔はなかった。(安藤 理)

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