フランス遠征を控える今年の日本ダービー馬クロワデュノール(牡3歳、栗東・斉藤崇史厩舎、父キタサンブラック)が8月27日、栗東トレセンで国内最終追い切りを行った。

 CWコースでルシフェル(4歳3勝クラス)に1馬身半先行、ヤマニンシュラ(3歳2勝クラス)を4馬身半追走する形でスタート。

ゆったりとしたフットワークでリズム良く運び、馬なりのまま鋭く脚を伸ばして2頭に併入した。時計は6ハロン86秒5ー11秒4をマーク。騎乗した主戦の北村友一騎手は「先週はアクションに応えて動いてくれる感じでしたが、今日は自分から動いてくれる気配がありました。先週よりもすごく良くなっていると思いますし、しっかりと動ける態勢をつくれたなかでフランスに向かえると思います」と、上々の感触を口にした。

 見守った斉藤崇調教師も「動きは良かったと思います。一つずつ段階を踏んで良くなっているし、順調にここまできていると思います」と納得の表情を浮かべた。

 前哨戦に予定しているプランスドランジュ賞・G3(9月14日、パリロンシャン競馬場・芝2000メートル)、本番の凱旋門賞・G1(10月5日、同・芝2400メートル)に向け、29日に成田空港から出国する予定。

編集部おすすめ