◆イースタン・リーグ 巨人8―2楽天(27日・江戸川)

 勢いが止まらない。巨人の三塚琉生外野手(21)が27日のイースタン・楽天戦で3安打を放ち、持ち前の打撃力を存分にアピールした。

「3番・左翼」で先発出場し、初回2死の第1打席では詰まりながらも中前安打。続く両チーム無得点の3回2死一、二塁から先制の右越え2点二塁打を放った。楽天の先発左腕・古賀を攻略し「課題としている左投手から長打を打ち、先制点が取れてうれしいです」と笑顔。さらに5回2死二塁では中前適時打をマークした。

 育成3年目の今季は6月中旬に支配下に昇格し1軍も経験したが、初安打を記録できずに2軍落ち。「全体的に(ボールの)スピードが速かった」とテイクバックをコンパクトにし、速球に対応できるように修正した。その成果が出始め、直近4試合では15打数9安打、打率6割と存在感を放っている。守備でも大飛球をフェンスにぶつかりながらジャンピングキャッチ。1軍再昇格を目指し、攻守で躍動した。(臼井 恭香)

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