◆JERAセ・リーグ 広島3―2巨人(27日・マツダスタジアム)
広島・大瀬良が、6回2失点(自責1)と踏ん張った。激しい雷雨で試合開始が1時間も遅れたが、その間はモニターでファンの姿に接した。
4月30日以来に会沢とベテランコンビを組んだ。参考にしたのは、8月に入って3戦2勝の2年目・高(たか)の投球。「どんどんゾーンで勝負していた」。24歳の後輩に球威は劣るが、巧みな緩急で13戦ぶりの無四球で巨人打線を料理した。
今季6勝目(8敗)で歴代最多のマツダ勝利数は50勝の節目に到達。「ここから、これまで以上に責任を持って勝ちを積み重ねていくしかない」。チームは巨人に連勝で6月28日から7月2日以来、約2か月ぶりの3連勝。2位に3・5ゲーム差。3位・DeNAまで1差に迫り、7月12日以来のAクラス復帰を射程に捉えた。(畑中 祐司)