◆米大リーグ ドジャース―レッズ(27日・米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(31)が27日(日本時間28日)、本拠地・レッズ戦に「1番・投手」で先発出場し、0―1の4回先頭に迎えた2打席目は、打球速度102・7マイル(約165・3キロ)の強烈な右前打を放った。口火を切ると、1死満塁の好機にE・ヘルナンデスの逆転2点中前打で生還し、両リーグトップ独走の123得点目をマークした。

 3戦ぶりとなる46号が出れば、昨季加入したドジャースで通算100本塁打となる。無失点に抑えた直後の初回先頭の1打席目は相手左腕ロドロの前にレフトフライに倒れていた。

 投げては、両軍無得点の3回には、1死からマルテに初球のカットボールを捉えられて11号ソロを左中間席に被弾。甘く入った失投を捉えられて先取点を与えた。

 前日26日(同27日)は本拠地・レッズ戦に「1番・DH」でフル出場し、4打数1安打1打点。6回には7試合ぶりのタイムリー安打を放つなど、チームを3連勝に導いた。チームは単独首位を堅守し、地区Vマジックは「29」に減少。この日は今季最長13連戦の最終戦に臨む。

 この日は昨年達成した「50―50」を記念した今季3度目のボブルヘッド人形の配布日だ。昨年8月28日のオリオールズ戦ではデコピンの始球式を成功させ、先頭打者本塁打。今年4月2日のブレーブス戦ではサヨナラ弾、5月15日のアスレチックス戦では2打席連続連発など、3度続けてドラマを演出している吉日だ。プレーボール5時間前ですでに約50人が列を作っていた。

 投手としては、エンゼルス時代の23年8月9日(同10日)のジャイアンツ戦以来749日ぶりの勝利を狙う。

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