関大の宮本勝浩名誉教授(80)は28日、プロ野球・阪神タイガースが2年ぶりに優勝した場合、全国で約1084億4513万円、関西地域で約976億62万円の経済効果があると試算を発表した。これは2005年以降の優勝チームでは最大規模であると分析した。
2年前の経済効果を関西地域では約872億円と発表していた宮本教授は、当時の岡田監督の語録を用いて今回は「アレ」を超えると指摘。(1)観客動員数の増加、(2)藤川新監督の体制や佐藤輝明内野手をはじめ、若手の活躍による新鮮味、(3)諸物価の上昇の影響、(4)阪急阪神ホールディングスの株価上昇、(5)世界や日本の政治、経済、安全保障、外交が不安定な中で、健全なスポーツの人気が高まったことと推計した。