2013年から12年連続でポストシーズンに進出し、昨季はワールドシリーズも制覇した常勝球団のドジャース。選手たちは結果を出すために日々、試合はもちろん準備に汗を流し、精神的な重圧とも戦いながら多くのタスクと向き合っている。

そんなドジャーたちは日々の緊張を解くために、どんな息抜きをしているのだろう?今季、メジャーデビューを果たした期待のルーキー、ダルトン・ラッシング捕手(24)に聞いてみた。

 5月のメジャー初昇格から約3カ月半、ラッシングが奮闘を続けている。大谷翔平投手が6月16日に投手復帰を果たして以降、ここまで11登板のうち4試合で先発マスクをかぶっているラッシング。大谷の信頼も勝ち取り、749日ぶりの勝利を飾った8月27日(日本時間28日)の試合では配球を任されるまでになるなど、存在感を増している。

 一方で、チームから期待されている打撃に関しては、まだ本来の力を発揮できていない。チームには正捕手のスミスが君臨。常に先発出場してきたマイナー時代とは打って変わって、控えとして慣れない環境でも結果を求められる日々だ。

 急な環境の変化や緊張感から疲れが出そうな時期だが、どんな方法で肩の力を抜いているのだろうか。

 「街を散策してコーヒーショップを見つけ、そこでコーヒーを試すことかな。新しいものや場所を見つけることが好きだし、コーヒーも好きだから、街で見かけたコーヒーショップは可能な限り試すようにしているんだ」

 メジャーは30球団あり、言わば遠征先が29箇所もある。ルーキーのラッシング捕手にとっては初めて訪れる街がほとんどだ。

 「遠征先の街でもコーヒーショップに行くのが最近の習慣。

その街のことを少し知ることもできる。そして、どの店でもコールドブリュー(水出しコーヒー)を頼む。他のものは頼まない。コールドブリューでその店のコーヒーの質を判断するんだ。良いか悪いかのどちらか。中間はないよ」

 昇格を機にチームの本拠地ロサンゼルスに引っ越して数カ月。いろんなコーヒーショップを試して、最近お気に入りの店を見つけた。地元住民に人気の店「Eightfold Coffee」だ。

 「結構リピートしていて、球場に来る途中に寄っている。店の人もいつも自分がコールドブリューを頼むのを覚えてくれたみたい」

 コーヒーショップ巡りのほかに、ラッシング捕手のもうひとつの息抜きがゴルフだ。

 「シーズン中にはできないけれど、ゴルフが好きなんだ。外に出てリラックスできるし、特にプレッシャーもないからね。

ベストスコアは81。それなりだけれど、素晴らしいと言えるほどではないから、ドジャースの選手たちとは一緒には回れないよ(笑)」

 チームで一番ゴルフが上手い選手は誰かと尋ねると、「たぶんウィル。ウィルは本当にゴルフが上手だから教えてもらえるだけでありがたい」。メジャーリーガーとしても、オフのゴルフにおいても「スミス先輩」の存在感はとてつもなく大きそうだ。(村山みち通信員)

 ◆ダルトン・ラッシング(Dalton Rushing)2001年2月21日、米テネシー州生まれ。24歳。ルイスビル大から22年アマチュアドラフト2巡目(全体40位)でドジャース入団。25年5月15日(日本時間16日)のアスレチックス戦でメジャーデビュー。180センチ、99キロ。右投左打。

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