8月30日の札幌9R・すずらん賞(2歳オープン、芝1200メートル=13頭立て)は、5番人気の地方馬ビッグカレンルーフ(牝、北海道・米川昇厩舎、父アメリカンペイトリオット)が、大外一気の追い込みで勝利を挙げた。勝ち時計は1分10秒7(稍重)。

 前半は後方に控える形で脚をためた。4コーナーから直線の入り口にかけて外へスムーズに持ち出すと、10番手からスパート。豪快な伸び脚を見せて、2着のショウナンカリスに1馬身1/4差をつけた。

 北海道所属の石川倭騎手は「芝は返し馬で乗った時から問題ないと思っていました。脚をためていきましたから、切れそうな手応えはありました」と、冷静に振り返った。

 米川調教師は「あそこまで脚を使うとはびっくりしました。芝の適性が思った以上にあったと思います。いろいろな選択肢があると思うので、馬主さんと相談して考えていきたい。(距離は)マイルくらいまでなら何とかなると思います」と、喜びをかみ締めた。

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