「49」でまず最初に思い浮かぶのはウォーレン・クロマティだろう。

 エクスポズから84年に入団すると同年、チームトップ35本塁打の活躍。

86年10月2日のヤクルト戦(神宮)では、高野光から頭部に死球を受けながら、翌日の試合に出場して代打満塁弾を放つなど印象に残る働きが多かった。

 86年は3割6分3厘の高打率をマークし、89年は96試合まで打率4割をキープ。最終的には巨人では最高の3割7分8厘で首位打者と最高出塁率のタイトルを獲得し、MVPにも輝いた。3割6分を2度超えたのは、イチロー落合博満と3人だけだ。

 第50代の4番打者として174試合に出場。またホームランを打ち外野の守備につく時、声援に応え、ファンと一緒にバンザイコールをして人気を得るなど、記憶にも記録にも残る選手で、最強助っ人の呼び声は今も高い。

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