大相撲秋場所(東京・両国国技館、9月14日初日)に向けた高砂部屋の神奈川・平塚合宿が31日に打ち上げた。秋場所の再十両が決まっている元大関・朝乃山は新十両の石崎改め朝翠龍(あさすいりゅう)と三番稽古を行った。

 相手の立ち合いを受け止めてから、攻めに転じて押し出したり、組ませずに圧力に前に出るなどいきなり6連勝。11番取って8勝で、「今日は暑く番数は少ない分一番一番良い稽古が出来た」とうなずいた。29日からの合宿を終え「ケガなく終われて良かった」と振り返った。

 9月1日の番付発表から関取に復帰し、十両以上が着用を許される白まわしで稽古をする予定。もう黒まわしに戻らない気持ちは強いのかの問いに「それはあるんでね」と力強く答えた。最後はファンの写真撮影に気軽に応じた。師匠の高砂親方(元関脇・朝赤龍)は「朝乃山は集中して相撲をとれていた。明日の番付発表から初日までしっかりいい稽古をしないといけない」と引き締めた。

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