日本相撲協会は1日、大相撲秋場所(14日初日、両国国技館)の新番付を発表。新入幕の日翔志(ひとし、追手風)が埼玉・草加市内の部屋で会見に応じた。

「入門してからいろいろあった。大けがもあった。。幕内に上がれると思わなかった。やめずに辛抱してきて良かった」と喜んだ。22年3月には父・文男さんが急死。21年夏場所で日大事業部から角界入りする際には「安泰な道を捨ててまで勝負する必要があるのか」と反対されていたが、心配してくれた父の墓前に良い報告ができそうだ。

 28歳の日翔志は21年夏場所で初土俵を踏んだが、三段目時代の稽古中に首を大けがし、3場所連続で全休した苦労人。先場所は東十両6枚目で10勝5敗をマークした。追手風部屋からの新入幕は翔猿以来。日大出身では先場所の草野以来44人目。東京都出身では2023年九州場所の東白龍以来、戦後34人目となった。

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