◆第43回ローズS・G2(9月14日、阪神競馬場・芝1800メートル、3着までに秋華賞の優先出走権)1週前追い切り=9月3日、栗東トレセン

 前走のNHKマイルCで3着に好走したチェルビアット(牝3歳、栗東・高野友和厩舎、父ロードカナロア)は初コンビのクリストフ・ルメール騎手を背に、坂路を単走。4ハロンの自己ベストを1秒6更新する51秒4―12秒0で、スピード感抜群に駆け抜けた。

 高野調教師は「程よく負荷をかけて、いい走りをさせてくれました。ルメールはちょっと重いかなと言っていたけど、息は全然大丈夫です。これで次は良くなるんじゃないかなと思います」と納得の表情を浮かべた。

 前走は中団馬群の内でうまく脚をため、狭いスペースを割ってしぶとく伸び続けて勝ち馬とは頭+鼻差。今回は5戦ぶりの1800メートルがカギとなるが、「前走のゴール前の勢いを見ていると、とてもスタミナのない馬の脚ではなかった。潜在的には1800メートルをこなすスタミナを持っているんじゃないかと思う」とトレーナーは力を込めた。

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