◇フィギュアスケート チャレンジャーシリーズ 木下グループ杯(5日開幕、関空アイスアリーナ)
公式の前日練習が本番会場で行われ、女子で昨季世界選手権(米ボストン)銀メダルの坂本花織(シスメックス)が調整。26年ミラノ・コルティナ五輪シーズン初戦を前に、この試合のテーマを「『頑張る』。
6月に今季限りでの現役引退を表明し、迎える五輪シーズン。坂本は「いよいよ、この日が来たか、という感じで」と胸中を明かした。「すごい楽しみ。悲しいとか、まだやりたいと言うよりは、いつもみたいに切羽詰まっている状態なので。試合を楽しみつつ、焦りつつできたら」。地元関西での国際大会に「車で1時間くらいの距離で試合ができる。車で試合に行くのがレアだし、それが国際大会という。なんか、『これは一体』みたいなバグが起こります」と、普段通りの明るさを見せた。
この日はフリープログラムの曲をかけ、冒頭のダブルアクセル(2回転半ジャンプ)、3回転フリップなどを着氷。順調な調整を見せつつ「この時期はまだ課題が残っている感じはするので、とにかくこの大会は、頑張って課題を見つけるだけ」と見据えた。