歌手の松崎しげるが6日、東京・豊洲PITでライブイベント「黒フェス2025~白黒歌合戦」を開催。開演前に取材に応じ、4日に肺炎のため死去した歌手の橋幸夫さん(享年82)を悼んだ。
ステージでの共演はもちろん、一緒にゴルフをラウンドしたこともあり「本当に優しくしてもらったいい先輩。(自分の中で)いい思い出のまま逝かれた、という感じ。大きい背中を見せてもらった」と感謝した。
橋さんと同学年の歌手・加藤登紀子も「最後まで粘り強く歌っていた姿が心に残ります。80歳を過ぎて、というのは大往生だと思いますし、大きな拍手を送りたい」とたたえた。橋さんが「霧氷」で第8回レコード大賞(1966年)を受賞した際、加藤も「赤い風船」で新人賞を受賞している。
イベントは「歩くメラニン色素」と自称する松崎の色黒(9・6)にかけて、日本記念日協会が「松崎しげるの日」と認定した9月6日に、毎年松崎が主催し、今年で11回目。松崎、加藤のほか、大友康平、ももいろクローバーZ、手越祐也が率いるロックバンド・T.N.Tら全10組が出演した。