シンガー・ソングライターの大黒摩季(55)が弟の死去を報告した。

 7日にインスタグラムを更新し「どうして」と題して投稿。

「どうして私から大切な者を奪うのか どうして私が代わってやれないのか」などと長文をつづり「昨日9/6のam2:31 愛弟の礼騎が父母の待つ天国へと旅立ちました」と弟が亡くなったことを伝えた。

 8月30日のライブに礼騎さんが来てくれたという。「8/30札幌hitaruでのライブに家族で来て、いつになく喜び楽しみ、珍しく丸ごと褒めてくれた可愛い笑顔と。昔を思い起こさせる様な照れ隠しの毒舌で元気一杯。次の日の帰りも両親のお墓参りを一緒にし、娘達と嫁と家族で朗らかに過ごし、空港まで送ってくれて。ほっとしていたものを。それから3日と経たぬ9/3の夕方、再び脳出血で救急搬送されました」とここ数日の経緯を明かし、お墓参りの写真も添えた。

 礼騎さんは2021年に「椎骨動脈乖離」を発症したという。「死の淵を彷徨い奇跡的に生還してから、今を大切に体を何より気づかって、リハビリも頑張り抜き、hitaruでは仲間達とゴルフに行こうと盛り上がれるほどPHOENIXの如く復活していたのに今回は全く別個所で」という。「右被殻出血により脳の中心部の動脈から出血し、脳幹までも損傷したことから運ばれた時には既に瞳孔反射も無く、全身の機能も低下していましたが、心臓だけは『俺は生きたい』と言わんばかりに強く心拍を保っていました」と容体を明かした。

 「だからあらゆる延命治療を施し生命を維持できたなら二度目の奇跡を信じまた一歩ずつ治療してゆこうと」と願い、「家族、近しい仲間達とエネルギーを注ぎ続けましたが最後の山を越えようという昨日の未明、その心臓は力尽きあっという間にリズムを無くし父母のいる天に召されました」という。「幸い私とお嫁さん、娘たちは最後の最後まで死神と闘った礼騎の勇姿を看取り、どれだけ愛してるかを伝えることはできました」と家族に見守られて亡くなったそうだ。

 最愛の弟を亡くし「あまりの突然のことに翻弄され、でも奇跡を信じていたので、礼騎とご縁のある方々へのお知らせが今となってしまい、申し訳ありません」と詫びる。そして「お一人お一人に伝え礼騎の眩しい奮闘物語を直接お聞かせしたかったのですが、心の余裕なく、この場で一括させていただくこと、どうかお許しください」と理解を求めた。

 長文の最後には「これまで礼騎に沢山の思いと期待、ご尽力をいただきました全ての方々へ」と充てて医療関係者への感謝を記し「弟と家族に代わり心より深謝申し上げます」とつづった。

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