阪神が2年ぶりのセ・リーグ優勝を決めた7日、芸能界の虎党たちも喜びを爆発させた。熱狂的なファンとして知られる俳優・渡辺謙(65)は「まさに死角なき優勝だった」と語った。

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 「阪神の動向は一喜一憂する生活の糧」と語る渡辺の猛虎愛は筋金入り。この日、仕事の都合で現地観戦はできなかったが、テレビ中継で歓喜の瞬間を見届け「球団創立90周年の年、素晴らしい成績でリーグ優勝を遂げたこと、おめでとうございます」と声を弾ませた。

 独走でぶっちぎりのV奪回に「シーズンを通して藤川イズムにあふれた采配とスタッフの尽力、そして何より岡田前監督の時に蕾(つぼみ)から咲いた選手たちが、満開に咲き誇った一年だった」と祝福。「どうやったらこのゲームを勝ち切れるのか、守り切れるのかを体感として躍動し、そしてチーム全体の意思として連動していた」と評価した。

 特に後半戦の戦いぶりは圧巻だった。「新戦力の発掘も試しながら、勝利していくという他球団に羨ましがられる戦い方をしていた。時には叱咤(しった)し、自立を促し、戦力の厚みを増していく。個人成績も格段に伸ばし、失策も減った。まさに死角なき優勝だった」と総括した。

 近年はハリウッド映画の撮影など海外に滞在することも多いが、今年は国内の仕事に注力した。そのため、全試合をほぼリアルタイムでチェック。撮影などで見逃しても録画を見て、その日のうちにXで殊勲選手をたたえ、エールを送り続けた。

CS、日本シリーズに向けて「頂上への道のりが、どんなゲームになっていくのか、楽しみでしょうがない」と心を踊らせている。

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