◎「第26回大津びわこ大会」(9月6日・滋賀アイアイグラウンドほか)◆中学生の部 ▽決勝 京都嵐山ボーイズ4-2大津瀬田ボーイズA

 新チームの船出へ弾みをつけた。全4試合で2失点以下の計6失点と、堅守でつかんだタイトル。

京都嵐山・安達主将は「ここのところ優勝できていなかったので、うれしい。来週からの関西秋季に勢いがついたと思う」と笑った。

 決勝では先発・増子が2点の先行を許した。しかし、4回無死一、三塁の危機で登板した安達が併殺などで0封の好救援。5回からは、準決勝を1失点完投した大島が球数制限いっぱいの7回1死まで、再登板の安達も続き無失点リレーで締めた。

 投手陣に応えたのが、女房役の石原。4回無死一塁から二塁打で好機を広げ、一挙4得点の逆転劇につなげた。「つなぐ意識でバットを振った。(捕手では)自分なりにいい組み立てのリードができた」と攻守に納得の表情。大島も「ピンチから厳しいコースに投げられたことが収穫」と手応えありで、新チーム最初のビッグマッチに進む。

 〇…大津瀬田AはホストVを逃した。決勝は2回に下坊、湊の連続適時打で先行。

逆転負けで準優勝に終わったが、西村主将は「いい試合ができて、いい経験になった。これを弾みにして、関西秋季を頑張りたい」と収穫ありの表情だった。

 3番・南は準決勝で先制の決勝打など3安打し、決勝でも単打を含む2出塁と奮闘。「強い京都嵐山と僅差の試合ができたことは自信になった」と力強かった。

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