◆米大リーグ ドジャース―ロッキーズ(10日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(31)が10日(日本時間11日)、本拠地・ロッキーズ戦のスタメンに「1番・DH」で名を連ねた。この日は今季4度目でラストとなる大谷の「ボブルヘッドデー」。

主役に3試合ぶりの49号が出れば、史上6人目となる2年連続50本塁打に王手がかかる。

 試合前の会見ではロバーツ監督が投手・大谷の次回登板が15日(同16日)からの本拠地・フィリーズ3連戦になることを明言した。中6日で12日(同13日)の敵地・ジャイアンツ戦の予想もあったが、「ベイエリア(サンフランシスコ)では投げない。フィリーズと対戦するホームシリーズで先発する予定だ」と指揮官。「(緊急で投げることになった)前回の登板の後に少し余分に休ませたいと考えた」と説明した。3年連続本塁打王に向け、最大のライバルとなっているシュワバーと直接対決することになる。大谷はこの日、ブルペン入りして31球を投げ込んだ。

 大谷は当初二刀流で出場予定だった3日(同4日)の敵地・パイレーツ戦で体調不良のため登板回避。打者としては出場したが、後に「やっぱりピッツバーグの2試合目(3日)が一番キツかった」と明かすほどだった。

 その後は8日(同9日)の本拠地・ロッキーズ戦で登板することが発表されていたが、5日(同6日)に先発するはずだったグラスノーが背中の張りを訴えて登板を回避した。そこで試合開始5時間ほど前の現地午後2時頃に大谷に首脳陣から打診があり、快諾する形で二刀流が実現。緊急登板となったが、3回2/3を3安打無失点5奪三振。

直球はメジャー最速に迫る101・5マイル(約163・3キロ)、今季最速の平均99・7マイル(約160・5キロ)だった。

 12日からのジャイアンツ3連戦は山本由伸、カーショー、グラスノーの順番で先発する見込みだ。山本は9回2死までノーヒッターの快投を見せた6日(同7日)の敵地・オリオールズ戦から中5日でマウンドに上がる。

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