◆米マイナー3A スクラントン4―5リーハイバレー(9日、米ペンシルベニア州ムージック=PNCフィールド)

 ヤンキース傘下3Aスクラントンの前田健太投手(37)が9日(日本時間10日)、フィリーズ傘下リーハイバレー戦に先発し、5回92球を投げて、4安打2失点、2奪三振で勝敗はつかなかった。

 初回は2四球などで1死一、二塁のピンチを迎えると、右前適時打などで2失点。

2回は先頭に安打を許すも無失点で切り抜けると、3回も2四球を与えたが、2死一、二塁で右飛に打ち取った4回は1死一塁で三ゴロ併殺打。5回は2死二塁で空振り三振を奪った。毎回走者を背負ったが、失点したのは初回だけ。5四球と制球に苦しんだが、一気に崩れることはなかった。

 試合後に自身のインスタグラムを更新した右腕は「5回2失点でした 初回に2失点し 四球も出しすぎましたが なんとか粘って 最低限のピッチングでした。 悪いときでも諦めずになんとか粘る 引き続き頑張ります」と記した。

 前田は前回登板の3日(同4日)の敵地・ウースター戦では、本塁打を浴びた8回2死までノーヒットノーラン投球を見せるなど、7回2/3で100球を投げ、1安打1失点、9奪三振の快投を見せた。

 今季限りで米国でのプレーには一区切りをつけ、来季は日本でプレーする意向を持っている前田。レギュラーシーズンは終盤を迎えているが、メジャー昇格へ向けて必死のアピールを続けている。

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