◆米大リーグ オリオールズ―ドジャース(7日、米メリーランド州ボルティモア=オリオールパーク)
ドジャースのクレイトン・カーショー投手(37)が7日(日本時間8日)、敵地・オリオールズ戦に先発し、5回3分の2で83球を投げ、今季最多8三振を奪うなど、4安打2失点好投を見せて、通算222勝目となる今季10勝目の権利をつかんで降板した。カーショーが8三振以上を奪うのは、23年6月8日(同9日)の敵地・レッズ戦で9三振を奪って以来2年3か月ぶりだ。
メジャー451試合目の登板で、初めてオリオールズ戦に先発したカーショー。チームが5連敗中という苦しい状況の中、中4日でマウンドに上がった。大谷翔平投手(31)の47号先頭弾で先取点をもらった1回裏は、2番のマウントキャッスルから空振り三振を奪うなど3者凡退の好発進。2回も2死から四球こそ許したが、危なげなく無失点で切り抜けた。
3回には大谷の2打席連発48号ソロ、ベッツの16号ソロの2者連続弾で2点を追加してリードが3点に広がり、3回裏も3者凡退。4点リードとなった4回は2者連続三振を奪った2死からリベラにこの試合初安打となる右前安打を許したが、続くA・ジャクソンからこのイニング3つ目の三振となる空振り三振を奪った。
5回は初めて先頭打者の出塁を許すも、1死一塁から2者連続三振。6回は2死からヘンダーソンに右前安打を許し、リベラに左中間への適時二塁打を許して1―4と3点差となって勝利投手の権利を持ってマウンドを降りた。その後2番手のヘンリケスがA・ジャクソンに適時二塁打を浴びて失点は「2」。10勝目となれば、23年以来13度目の2ケタ勝利となる。