中日の岡田俊哉投手(33)が今季限りでの現役引退を決断したことが6日、分かった。すでに球団に引退の意思を伝えており、近日中に会見する。
岡田は、智弁和歌山高で3年連続夏の甲子園に出場し、09年ドラフト1位で入団。プロ通算353試合に登板して19勝24敗19セーブ、防御率3・61をマークした。17年にはWBC日本代表にも選出されたが、同年シーズン序盤に血行障害を患い、治療に専念。23年には、春季キャンプの練習試合で投球時に転倒し、右大腿骨骨折と診断された。24年からは育成選手として契約した。
今年4月に支配下復帰。5月4日の広島戦(マツダ)に先発し、3年ぶり1軍登板で4回途中4失点だった。6月19日のオリックス戦(バンテリンD)を最後に、1軍登板から遠ざかっていた16年目。ドラゴンズ一筋を貫いた左腕が、プロ人生に幕を下ろす。
◆岡田 俊哉(おかだ・としや)1991年12月5日、和歌山・日高郡生まれ。33歳。智弁和歌山高では1年春からベンチ入りし、春夏甲子園に計4度出場。