◆米大リーグ パイレーツ3―0ドジャース(3日、米ペンシルベニア州ピッツバーグ=PNCパーク)
ナ・リーグ西地区首位を走るドジャースが3日(日本時間4日)、同中地区最下位のパイレーツに2連敗を喫した。体調不良のため大谷翔平投手(31)が登板を回避。
ドジャースの直近5試合は、1勝4敗。ポストシーズン進出圏外のダイヤモンドバックス、パイレーツと下位チームに苦戦し、投打がかみ合わずになかなかチーム状況が上向かない。だが、2・5ゲーム差の2位・パドレスは4連敗で、地区優勝へのマジックは残り23試合で「20」にまで減った。
だが、そのマジックは、あす4日(同5日)にも消滅する。パドレスとの今季のレギュラーシーズンでの対戦はすべて終えているが、3位のジャイアンツとは残り7試合。ジャイアンツは8月22日(同23日)に敗れて今季ワーストの借金7となったが、そこから11戦10勝1敗と勢いに乗り、貯金2となった。
ここまで71勝69敗のジャイアンツはあす4日(同5日)は試合がなく、残り22試合に全勝すると、93勝69敗となる。一方ドジャースはここまで78勝61敗。あす敗れて3連敗となると、78勝62敗になって、ジャイアンツ戦を7試合残しているため、ジャイアンツ戦以外の15試合に全勝しても93勝69敗だ。勝利数で並んだ場合は、(残りジャイアンツ戦全敗なら)直接対決の成績でジャイアンツが上回って、順位はジャイアンツが上位に立つため、あすにもジャイアンツに自力優勝が復活し、ドジャースのマジックは消滅する。
ドジャースと対戦する4日(同5日)のパイレーツは、9勝9敗ながら防御率2・05でサイ・ヤング賞候補筆頭のスキーンズが先発。
8日(同9日)からは本拠地でロッキーズ3連戦。13日(同14日)からは敵地でジャイアンツ3連戦、本拠地でフィリーズ3連戦、ジャイアンツと4連戦の10連戦。23日(同24日)からはダイヤモンドバックス、マリナーズと3連戦2カードが続いてレギュラーシーズンが終わる。