侍ジャパンU―18壮行試合 高校日本代表4―3沖縄県高校選抜(2日・沖縄セルラースタジアム那覇)

 沖縄県高校選抜のイーマン琉海二塁手(エナジックスポーツ3年)が、U―18W杯(5~14日・沖縄)に出場する高校日本代表との壮行試合で4打数3安打2打点、1盗塁と躍動した。

 初回1死一塁、横浜・為永皓三塁手(3年)の鋭いライナーを横っ跳びで捕球して一塁に送球し併殺でピンチを切り抜けると、直後の攻撃で今夏の沖縄大会決勝で敗れた沖縄尚学の末吉良丞投手(2年)から「すごくいいピッチャー。

初球の甘い真っすぐを試合前から狙っていた」と左前打。5回2死二塁では健大高崎の下重賢慎投手(3年)から左越え適時二塁打を放った。さらに、7回1死二、三塁では、最速158キロを誇る健大高崎の石垣元気(3年)から適時内野安打で1点差に迫った。

 4月のU―18日本代表候補選手強化合宿に選出されたが、今回の最終20人のメンバーには残れず。それでも、沖縄選抜メンバーとして強烈な存在感を示し、「夏の(沖縄)決勝よりもすごい盛り上がりの中で野球ができて感謝しかない」と話した。

 卒業後については、「自分はアメリカの大学で野球することを決めたので、そこに向けて頑張っています。自分が一番行きたい場所がそこだったので」と、米大学進学へ準備していることを表明。「(高校)日本代表のレベルの高いピッチャーと対戦できて、次のステージに生かされると思うので頑張っていきたい」と意気込んだ。

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