◆秋季京都府大会 ▽2回戦 龍谷大平安4―1京都国際(7日、あやべ・日東精工スタジアム)

 全国最多春夏76度の甲子園出場を誇る龍谷大平安が京都国際との“決勝級の初戦”を制した。

 初回、鞍本蓮一塁手の2点二塁打と西岡賢伸捕手(ともに2年)の左前適時打で3点を先制。

4回に敵失で加点した。背番号1の中元天翔(てんしょう、2年)が、10安打、7四死球を許しながらも1失点、126球で完投した。「国際に勝つことが目標だった。突破できたのはでかい」と、サイド右腕は顔をほころばせた。

 序盤の大きな山を乗り越え、元オリックス投手の川口知哉監督は「お互い情報がない中で戦うのは怖い。本来の自分たちのパフォーマンスをするしかない。(京都)国際さんより、うちの方が新チームでやっている期間が長いので、その分、ちょっと有利に働いたのかな」と、謙虚に受け止めた。

 組み合わせは8月1日に決定。今春の京都大会1回戦に続いて京都国際を撃破し、指揮官は「(京都国際の)小牧監督と『本来は決勝で当たらないといけない』と話していた。1か月以上、国際さんのことを考えた日々はつらかった。それぐらい考えないと勝てない相手。新チームになっても強い。

ちょっとでも気を緩めると、たたみかけられる。歯を食いしばって、気を抜かずにやっていた」と、安どの表情を浮かべた。

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