メッツが5日(日本時間6日)、千賀滉大投手をマイナーに降格させたと発表した。千賀は契約上の問題で、本人の同意を得ずにマイナーに降格はできないが、ポストシーズン進出を目指すチーム事情を鑑み、了承した模様だ。
千賀は、6月まで7勝3敗、防御率1・47でチーム内でもエース格の成績をマークしていたが、現地6月12日の本拠のナショナルズ戦で一塁のベースカバーに入った際に、一塁手からの悪送球でジャンプした際に右太ももを痛めて負傷者リスト(IL)入り。7月11日の敵地・ロイヤルズ戦で復帰したが、復帰後は9試合連続白星なしで防御率も3・02に。制球力が悪化し、IL前にはわずか4本だった被本塁打も8本と急増。5回までの降板が6試合もあるなど不安定となっていた。
5回途中で75球を投げ、7安打5失点、6奪三振で6敗目を喫した8月31日の本拠地・マーリンズ戦後には「ここまでうまくいかないことが今までなかったので、正直困惑している部分はある。自分のやりたいパフォーマンスを出せば、マウンドでパフォーマンスで戦えるところは出てくると思うと思う。なかなかうまくできないところに、フラストレーションはたまるのかなと思います」と悩める胸中を口にしていた。