メッツ・千賀滉大投手(32)が、マイナーに降格する可能性が浮上していることを3日(日本時間4日)までに、複数の米メディアが報じた。
千賀は、6月まで7勝3敗、防御率1・47でチーム内でもエース格の成績をマークしていたが、6月12日(同13日)の本拠地・ナショナルズ戦で一塁のベースカバーに入った際に右太ももを痛めて負傷者リスト(IL)入り。
5回途中で75球を投げ、7安打5失点、6奪三振で6敗目を喫した8月31日(同1日)の本拠地・マーリンズ戦後には「ここまでうまくいかないことが今までなかったので、正直困惑している部分はある。自分のやりたいパフォーマンスを出せば、マウンドでパフォーマンスで戦えるところは出てくると思うと思う。なかなかうまくできないところに、フラストレーションはたまるのかなと思います」と悩める胸中を口にしていた。
メッツはポストシーズン出場を争い今後は負けられない戦いが続く。先発は11勝のホームズ、8勝のピーターソンの2人が中心となり、昨季12勝のマナイアも後半戦はローテを守り、24歳マクレーン、22歳タンの2人は8月にメジャーデビューして、潜在能力の高さを示している。
千賀は契約上の問題で、本人の同意を得ずにマイナーに降格はできないといい、近日中に決断するとみられる。メンドサ監督も千賀については「すべての可能性がある」と口にしている。