ウエスタン・リーグくふうハヤテは4日、DeNAでもプレーした田中健二朗投手(35)が今季限りで現役を引退すると発表した。18日に36歳を迎える左腕の引退会見は、5日に行われる。

 田中は2007年センバツで常葉菊川(静岡、現・常葉大菊川)を初の甲子園優勝に導き、続く夏の甲子園でも4強入り。同年の高校生ドラフト1巡目で横浜(現DeNA)に入団した。19年にはトミー・ジョン手術を受けたが、リハビリを経て復活し、22年に中継ぎとして47試合に登板。ブルペン陣の一角として存在感を示した。23年は11試合の登板にとどまり、オフに戦力外通告を受けた。その後、NPB復帰を目指して24年にくふうハヤテへ入団した。

 くふうハヤテ1年目はケガの影響もあり18試合に登板し1敗3セーブで防御率1.40。2年目は31試合に登板し3勝3セーブ、防御率2.08と奮闘していた。しかし、NPB支配下選手登録期限である7月末を迎えても声がかかることはなかった。NPB通算16年間で274試合に登板し、14勝13敗1セーブ、64ホールド。

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