◆米大リーグ パイレーツ―ドジャース(3日、米ペンシルベニア州ピッツバーグ=PNCパーク)

 ドジャース・大谷翔平投手(31)が3日(日本時間4日)、敵地・パイレーツ戦のスタメンに「1番・DH」で名を連ねた。この日は投手としても先発予定で二刀流出場の見込みだったが、先発投手はシーハンと発表された。

登板回避とみられる。

 23年9月に自身2度目の右肘手術を受けた「投手・大谷」は今年6月に電撃復帰。11度目の登板だった前回8月27日(同28日)の本拠地・レッズ戦では復帰後初めて5回を投げ切り、2安打1失点9奪三振の快投でエンゼルス時代の23年8月9日(同10日)以来の勝ち投手となった。「感極まることはないですけど…」としつつ、「5回を投げ切れたことが一番いいことかなと思います」と笑顔。リハビリを支えてくれた球団やトレーナーらに感謝の思いを口にした。

 前回登板では同最多の87球を投じた。「(完全復活へ)一番最後の段階」だというカーブとスプリットを多投し、最速100・3マイル(約161キロ)と直球の走りも抜群。「体の反応を見て、1試合1試合大事に投げていきたい」と今後を見据えていた。ロバーツ監督はこの日も「5イニング」が目安としていたが、何らかのアクシデントがあった可能性もある。

 「打者・大谷」は前日2日(同3日)の敵地・パイレーツ戦で3回に7試合ぶり46号ソロを放ち、54本塁打の昨季と合わせてド軍通算100本塁打に到達。移籍2年目での大台到達は史上4人目となったが、節目のアーチを自己&球団最速を更新する打球速度120マイル(約193・1キロ)で右翼席に運んだ。7回には左中間への二塁打、9回無死一塁では中堅フェンス直撃の適時二塁打をマークし、全て長打で出場23試合ぶりの3安打猛打賞。

6試合長打なしで終わった8月終盤から一転、2年連続の「ヒリヒリする」9月初戦でド派手なリスタートを切り、今年も昨年同様の大爆発を予感させた。

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