◆米大リーグ オリオールズ―ドジャース(5日、米メリーランド州ボルティモア=オリオールパーク )

 ドジャースの緊急先発変更に、オリオールズも急対応ー。オリオールズは5日(日本時間6日)、本拠でのドジャーズ3連戦を迎える。

同カードの初戦となったこの日、ドジャースの当初先発予定グラスノーから、急遽、大谷翔平投手に変更に。オ軍のマンソリーニ監督代行は、試合前にメディアに対応。唐突の”大谷登板”の一報に仰天した様子を振り返った。

 午後3時30分。試合前、ミーティングに向かっていた同監督代行のスマートウォッチのブザーが鳴ったという。「大谷が先発」の一報。「誰かがふざけているのかと思った(笑)」

 「大谷が投げるようだ。まずスタメンを変更する。先乗りスカウトや、打撃アナリシスなどチーム総出で今、対応していると思う。大谷は(ここで)予想していなかったので。多分、月曜日じゃないかと想像していた。我々は、なんとか、いいアプローチができるように模索する。

ベストを尽くすだけだ」

 大谷はボルティモアでのオリオールズ戦は過去2試合に登板し1勝0敗。防御率は6・75。12イニングを投げ、9被安打9失点。6本塁打、2与四球、12奪三振。2023年5月15日以来となる。

 「彼は、特別の存在。多分、ベーブ・ルース以来、誰もみたことがない。投げて、打って…。ルースさえ、ある時点で投げることはやめた。彼のプロフィールをみると、他に誰もいない存在だと思う。健康体の時は、エース級の存在だし、メジャーで3本の指に入る打者でもある」とマンソリーニ監督代行も、大谷の異質さに感嘆を隠せない。

 前カードは、ドジャースとナ・リーグ西地区首位を争うパドレスを相手に3タテ。

オ軍はプレーオフ出場の望みがほぼ絶望的となっているが、ドジャーズ相手に”上位いじめ”なるか。

 また、同カードの最終日となる7日(同8日)に先発予定のオ軍・菅野智之投手は、ブルペン投球練習やダッシュなどを行い、今季11勝目を目指して調整した。

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