◆米大リーグ オリオールズ―ドジャース(5日、米メリーランド州ボルティモア=オリオールパーク)

 ドジャース・大谷翔平投手(31)が5日(日本時間6日)、敵地・オリオールズ戦に急きょ「1番・投手兼DH」で先発出場する。この日登板予定だったグラスノーが背中の張りを訴えて登板回避。

体調不良のため3日(同4日)の敵地・パイレーツ戦の登板を回避し、8日(同9日)の本拠地・ロッキーズ戦で先発することが発表されていた大谷の“漢気登板”が決まった。

 この日の試合前に取材対応したロバーツ監督は「今日の午後になってタイラー(グラスノー)が背中の張りを訴えた。昨晩遅くに飛行機から降りた後に何かあったようだが、今日の午後にハッキリと(症状が)表れた。我々は無理をさせないようにするのが最善だと判断した」と説明。「最も重要なのは翔平が気分がいいと感じていることだ。病み上がりではあるが、トレーナーや関係者全員が(大谷が登板することを)了承した」とした。プライアー投手コーチを通じて登板を打診したのは試合開始約5時間前の現地午後2時頃だったというが、大谷は快諾した。

 チームは3連敗中。前日4日(同5日)には地区優勝マジックも消滅した。指揮官は「翔平は我々を助けたいと思っていて、私は本当に尊敬している。普通、先発投手は数日後に登板するためのルーチンがある。それを急に変えるというのは、チームが必要としていることを理解している証拠だ。

だから私は選手たちが彼(大谷)に応えてくれると期待している」と打線の援護を願った。

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