◆OB戦 早実12―4駒大苫小牧=7回制=(6日・北海道長沼町・はらっぱスタジアム)

 2006年夏の甲子園決勝で激闘を繰り広げた早実、駒大苫小牧の当時のメンバーによるOB戦が行われ、早実が駒大苫小牧に勝利。元日本ハムの斎藤佑樹投手が7回4失点で完投した。

 早実が4―3で勝利を収めた決勝再試合から19年。斎藤氏が北海道長沼町で開設した「はらっぱスタジアム」で伝説の一戦が幕を開け、当時スタメンに名を連ねていた早実8人、駒大苫小牧6人のメンバーが先発出場した。

 早実が1回無死満塁から4番・後藤貴司遊撃手の内野安打で先制すると、その後も打線がつながり1番・川西啓介中堅手の3ランなどでいきなり8点を先制。3回には8番・古山将捕手に特大ソロが飛び出すなど、序盤から大量得点で突き放した。

 駒大苫小牧は、背番号1のユニホームを身につけたクマの人形「まー」君がベンチから見守る中、8点ビハインドの2回に7番・西田佑真中堅手の適時内野安打で1得点。6回に3番・中沢竜也一塁手、7回に2番・三木悠也遊撃手のソロで反撃したが、およばなかった。

 斎藤氏、巨人・田中将大投手が両校のエースを担ったこの世代の対戦戦績は、05年明治神宮大会で駒大苫小牧が勝利。その後は夏の甲子園決勝の引き分けを挟み、決勝再試合、国体と早実が連勝していた。

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