◆JERAセ・リーグ 阪神2―0広島(7日・甲子園

 リーグ優勝を決めた藤川球児監督(45)の家族が祝福した。バスプロの長男・温大さん(23)らがスポーツ報知にメッセージを寄せれば、米国に留学中の次女(18)も感謝の手紙のサプライズ。

球児ファミリーも喜びにあふれた。

パパへ

 リーグ優勝、おめでとう。手紙は小さいときから、たくさん書いてきたから驚かないかな。

 最初、パパが監督になるって聞いたときは心配だった。大変な仕事だから、ストレスで死んじゃわないかなって。でも、これまでもいろんなことを成し遂げてきたパパだから、応援したかった。家でも「選手がけがをしてしまって…」とか話を聞いたり、見たりして、本当に選手のことを大切にしているんだとわかったよ。監督1年目でチームをまとめて、本当にすごいなって思う。

 父の日のプレゼントにした家族のレゴ人形も喜んでくれてうれしかった。帰国してすぐ、お店でママと2時間かけて、一からパーツを選んで良かったよ。パパだけ、監督の顔があるから2人分。監督の人形は黄色を使って、虎のデザインの体にして「優勝しますように」ってトロフィーを持たせて。

 だけど、昔からの家でのパパは変なベストを着たり、おもちゃの銃を持ったり、ふざけてばかりだから(笑)。説明したときは「パパは二面性があるからな」って笑ってくれたね。

 高校2年の夏からアメリカの現地校にいかせてもらって、本当に感謝している。大変なことばかりだけど、パパも頑張っているから頑張らないといけないなって。来年度の理科のクラスを選ぶときも、難しいレベルにするのか最後までどうしようか迷ってたら「なんで迷ってるの?絶対にチャレンジするべき」と背中を押してくれたね。だからこそ、いっぱい勉強して、パパに恩返しをしたい。

 私にとってパパは、自分の道を信じて進む勇気を教えてくれた人。だから私も、自分の夢に向かってまっすぐ進んでいくよ。

 今はたくさん喜んで、思いきり誇ってね。本当におめでとう。

 ずっと誇りで、ずっと大好きなパパへ

 アメリカから末っ子より

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