◆米大リーグ オリオールズ―ドジャース(7日、米メリーランド州ボルティモア=オリオールパーク)

 総合電機メーカーの日立製作所の東原敏昭取締役会長が7日(日本時間8日)、オリオールズの本拠でのドジャーズ戦を観戦した。鉄道システム事業におけるグループ会社「日立レール」が、1億ドル(約147億円)を投資し、米国メリーランド州に新しい鉄道車両工場を設立。

きょう8日(同9日)に当地でオープニング・セレモニーがあり、同州のウェス・ムーア州知事と共に、オ軍球場を訪問した。

 試合前にはフィールドに降り、この日、先発するオリオールズの菅野智之投手のサイン入りユニホームをプレゼントされた東原会長は、「明日、念願の工場オープニングのテープカットを行うタイミングで、菅野投手の登板試合を観れるので、大変喜んで参りました。お天気にも恵まれて嬉しいです」と語った。

 日立製作所は新幹線、通勤電車や地下鉄車両等を制作。信号や交通系カードのシステムなど鉄道事業を展開し、英国、イタリアなど欧州で鉄道車両事業を進めてきた。米国ではワシントンDCの地下鉄車両を受注した他、今回、米国に自社工場を開設し、当地で制作された車両がペンシルバニア州鉄道に納入される。「日本の車両のクオリティーを認めて頂けたということ」と東原会長。米国入り当日に「菅野VS大谷」の日本人対決を観戦する引きの強さをみせた。

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