女優の梶芽衣子が12日、東京・国立映画アーカイブで開催中の第47回ぴあフィルムフェスティバルの特集企画でデビュー60年記念トークショーを開催した。

 登場した梶は「昨日はだったので今日も誰も来なかったどうしようと思った」と話し、「映画は絶対スクリーンで見てほしい。

私も新人の頃は勉強のために年間400本映画館で見てました。時には1日5本とかね」とエピソードを明かした。

 1965年に高校卒業と同時に日活入りして映画「悲しき別れの歌」でデビュー。主演シリーズ「野良猫ロック」「女囚さそり」「修羅雪姫」で知られる銀幕のスターは、芸歴60年を迎えた。「やっぱり映画って残るから、もっとスクリーンで見てほしいですよね」と梶。

 企画では梶が選んだ「カサブランカ」など4本を上映。選んだ映画が強い女が出てくる映画ばかりで、梶自身も強い役が多かったと指摘されると「私は強い女しかないよ。人殺しが多くてね。やんなちゃった。私ばっかり人殺しやってた。自分は死なないでね。それはそれで私にしかできないのかなと思ってやってましたよ」と笑った。

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