◆JERAセ・リーグ ヤクルト2―10DeNA(12日・神宮)

 ヤクルトは投手陣が崩壊した。先発の高梨裕稔投手が5回8安打4失点と流れを呼び込めず。

その後も救援陣が打ち込まれ大敗を喫した。打線もジャクソンの前に7回まで散発4安打無得点に抑えられた。8点ビハインドの9回には北村拓己内野手がプロ2度目の登板で1回1失点だった。

 高津臣吾監督は北村拓をマウンドに送ったことについて「すごく難しい判断でした。相手の選手に何かあったらとか、拓己にボールが当たったらどうしようかとか、いろんなことを考えて。明日以降のことも考えないといけないので。難しい判断、決断でしたけどね」と苦渋の決断だったことを明かした。

 連戦中で投手陣の温存が最たる理由だった。「今日までたくさん投手、リリーフも使いましたし、点差、明日からのゲームのことも、来週の7連戦も考えて。そういう判断にしましたけど、したくなかったですね」と本音も漏らした。

 オスナも「俺が行く」と志願していたそうだが、北村拓をチョイスしたのは「亜細亜の後輩だからです」と、指揮官。続けて「コントロール、スローイングがいいので。

コントロールがいいと思っていたので。それでも相手に当てる危険性が少しでも少ない方をというのは思っていました。まあ、拓己が投げたことがあるというのは知っていましたし、そういう選択になりましたね」と母校の後輩に託した経緯を語った。

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