卓球 ノジマTリーグ(13日、神奈川・スカイアリーナ座間)

 男子で最下位(勝ち点3)に沈む岡山は、同4位(勝ち点8)の東京と対戦して1―3で敗れた。今季から岡山に加入したエース・張本智和は第2試合のシングルスに登場して吉山遼一と対戦。

11日はマカオで行われた国際大会に出場し、この日は中1日での出場も「今日も状態はいつもと変わらない。今年はヨーロッパから帰って出たこともあるので、それと比べれば」とタフさをみせて、0―2から3ゲーム連続奪取で3―2の逆転勝利を果たした。

 「特に1ゲーム目はレシーブミスが多くて。(吉山は)ほんとサーブがうまい選手なので」と序盤は相手の変化量の多いサーブに苦しみ2ゲームを先取された張本。それでも「まだこっから3ゲームゆっくり返せば間に合うと思っていた」と冷静だった。

 「流れを少しずつ変えられた」と3ゲーム目を11―7で制して自分のペースに持ち込むと、2―2で迎えた5ゲーム目には、最後は4連続ポイントを取って勝ちきった。

 「開幕出遅れちゃいましたけど…」と昨季Tリーグ18勝2敗の男が、今季はいきなりの開幕2連敗。しかし「去年と同じ以上を目指すなら僕は負けられない」と今日の勝利で個人2勝2敗のタイに戻した。「エースらしく貯金を作れるように」。自覚を胸に最下位に沈むチームを浮上へと導く。

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