◆パ・リーグ 日本ハム4―3西武(14日・エスコンフィールド)
日本ハムは14日、接戦となった西武戦(エスコン)を4―3で制し連勝。昨季を上回る76勝目を挙げ、2年連続でのCS進出を決めた。
逆方向への打球は、角度よく上がり右翼ブルペンに飛び込んだ。郡司が表情を変えず堂々とベースを回る。2点リードの6回、1死走者なし。西武先発・隅田の真っすぐを捉えた。貴重な追加点を生む右越え8号ソロ。「4番の仕事ができたなと、4番の顔をして1周回りました」。初回無死満塁でも中犠飛。1安打2打点と勝利に貢献した。
4番が板についてきた。打順別で最多の25試合で4番を託され、打率3割7分6厘、2本塁打、12打点。
新庄監督は、さらなる進化に期待を寄せる。8回1死一、三塁、三ゴロに倒れ三塁走者がアウトとなった。「真の4番になるためには、あそこでもう一本犠牲フライでも打ってほしかった」と指揮官。それでも「次ああいう場面が来たときには、きょうの打席の内容を思い出して修正してくれると思うから、そこは心配してない」。厳しい指摘も、厚い信頼の裏返しだ。
試合後のお立ち台、漫画「ワンピース」とのコラボ期間とあって、全員が主人公ルフィの象徴・麦わら帽子をかぶって登場。頭が大きいことを自認する郡司だけは、サイズが合わず乗せてるだけに。「僕がルフィじゃなくて良かった(笑)。
(山口 泰史)