◆JERA セ・リーグ 巨人11x―10阪神(13日・東京ドーム)
2位の巨人が既に優勝を決めている阪神相手に終盤の大逆転サヨナラ勝ち。2023年に続く球団ワーストタイの阪神戦シーズン18敗目を回避し、貯金を1とした。
1点のリードを許して迎えた9回、阪神の7番手・ドリスから先頭の中山が四球を選ぶと、リチャードもドリスの腕にあたって打球方向が変わる二塁内野安打でチャンスを拡大。この日1軍昇格のルーキー・浦田俊輔内野手がきっちり犠打を決めると、ここで、とっておきの代打・坂本勇人内野手が左前にサヨナラ適時打。11―10で劇的勝利を飾った。
◆阿部慎之助監督に聞く
―長い時間で大変な展開だったが勝利を取った
「いやもう最後みんなが気持ち一つになったんで勝てたと思います」
―浦田は9回に初犠打
「ちゃんと2軍でしっかりやってくれてた成果だと思います」
―坂本が最後のチャンスでサヨナラ打
「もうあそこしかなかったんで。けどああやって打てるのは大したもんですよね」
―坂本は代打ならではで苦しみもありながら結果を残している
「難しさは僕も知っているんで、とにかくインフィールド内に飛ばすというのはすごく難しいことであって、それができるからこそ一番大事なところに取っておいているんで」
―岸田もいい結果を残している
「とても存在感ありますし。岡本がしっかり勝負してもらえるんでね。最後まで頑張ってもらいたいなと思います」
―吉川と増田大のコンディションは
「ちょっと無理させると今シーズン終わってしまうような状態ですので。本人は出たいでしょうけどこちらが我慢させています」
―明日以降へ
「勝っていい反省ができるんですけど、やっぱりフォアボールとかも多いですし、しっかりそこら辺バッテリー陣も、やっぱキャッチャー配球にならないんでね。配球させられるように頑張ってほしいなと思いますし、また明日すぐ切り替えてね、今日うれしいですけどすぐ切り替えて明日の一戦に向けてやっていきたいなと思います」
―監督としてもエネルギーを使う試合
「あのフォアボール4つ出したときはね。はらわたが出てきそうだったよ(笑)」
―7回の攻撃
「こういう攻撃ができるんでもっとみんな自信を持って打席に入ってほしいなと思います」
―初回は3点ビハインドから中山が満塁弾
「高橋君、結構いいボール放ってるなというのはベンチから見ててもわかってたので。それを打てたので自信になると思いますよ」
―阪神相手にこういう戦いをした
「1点差も多かったしね。あと1本というのが出るか出ないかっていう紙一重の中でこれだけ負け越してしまったんですけど。