中山11R・セントライト記念・G2・馬トク激走馬=ジーティーアダマン

 新馬に続き、すみれSも逃げて連勝したルーラーシップ産駒。騎乗した松山騎手は「追ってからしっかり。

まだ奥のありそうな馬で今後が楽しみです」と伸びしろに期待していた。

 続く皐月賞(14着)は「良くなってくるのは先だけど、ポテンシャルは高い。どこまで通用するか見てみたい」と上村師が語ったように、意欲のチャレンジ。道中うまく馬の後ろで我慢できたが、一線級相手に力不足の感がぬぐえぬ敗戦だった。

 前走後は放牧に出され、8月20日に外厩・チャンピオンヒルズから帰厩し、坂路、Wコースで時計5本。1週前にCWコースで一杯に追われ、その効果もあって直前は坂路を単走で余裕たっぷりの手応え。脚さばきに軽さが出て54秒7―12秒2で駆け抜けた。

 馬体に伸びが出て、筋肉もしっかりと隆起。まさに充実期に入った印象だ。すみれSのようなもまれないレースが理想だけに、1番枠を引いた今回、前めから粘りこむ競馬で勝機をうかがう。

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