◆イースタン・リーグ 西武3―2巨人(15日・カーミニーク)

 巨人の育成・代木大和投手(22)が15日、「左肘内側側副靱帯(じんたい)再建術」(通称トミー・ジョン手術)から復帰後、2軍戦では最長となる5回を投げ5安打2失点(自責1)と力投した。イースタン・西武戦(カーミニーク)に先発。

低めへの制球を課題に68球を投げ、「桑田さん(2軍監督)にも『低めに丁寧に投げようとしている意識が見られた』と言っていただいた」と振り返った。

 制球を重視しつつ、直球は140キロ中盤をコンスタントに計測。勝てば2年ぶりのイースタン優勝という一戦で役目を果たしたが、反省も残った。2点の援護をもらった直後の初回2死から、平沢に甘く入ったカーブを右翼席へ運ばれて失点。「一番の失投。あそこで0点に抑えられたら、その後のイニングの結果も変わっていたと思うし、不用意だった」と悔しがった。

 逆転負けでリーグVは16日以降に持ち越しとなったが、代木自身は順調にイニングを伸ばしており、今後も2軍戦で登板を重ねる。「球速は自然と出てくる感覚がある。低めに投げる制球力やフォームづくりとか、課題がまだまだあるのでしっかりやっていけたら」と力を込めた。(小島 和之)

編集部おすすめ