◆JERAセ・リーグ 広島6―2ヤクルト(15日・マツダスタジアム)

 広島は、好調・小園が打線を引っ張り、ヤクルト戦の連敗を3で止めた。初回無死一、二塁で先制打を放ち、4点リードから2点差まで詰め寄られた6回は無死満塁で2点打。

初回の一打で今季152安打目で自己最多を更新。打率は2厘上げて3割7厘とし、安打数と出塁率3割6分8厘を合わせた3部門でリーグ1位をキープした。投手陣は約1か月ぶりに先発した玉村が、5回1失点と粘って自己最多を更新の5勝目(8敗)を手にした。

 新井貴浩監督の試合後の主な一問一答は以下。

 ―初回はクリーンアップの3者連続タイムリーでヤクルト・青柳投手を攻略

 「いい攻撃だったと思います。点が入りながらも、打線がヒットでつながっていくというのは。あれだけつながるのは久しぶりだったと思うんですけど、みんないいバッティングだったと思います」

 ―先発の玉村投手

 「立ち上がりから、しっかり飛ばしていってるなという印象でした。1か月ちょっと空いたんですけど、気持ちのこもったマウンドだったと思います。球数はまだ余力はあったんですけど、最初から飛ばしているように見えたので、5回で代えました」

 ―追い上げられた後の追加点も小園選手のバット

 「1点取られて、ちょっと嫌な流れになったんですけど、すぐにああして小園が2点タイムリーを打ってくれた。今日のゲームの中でも、非常に大きかったと思います」

 ―この1週間、小園選手の活躍が光った

 「本人も充実してると思いますし、今日の最後の打席も、いい当たりのショートゴロだったんですけど、一球たりともムダにしないと、そういう気迫が見ていて伝わってきます」

 ―前夜に適時失策の秋山選手に「ライトゴロ」完成の好守があった

 「いいチャージができていたと思うし、ナイスプレーだったと思います。昨日ああいうことがあったけど、今日見ていて、青柳のライトゴロもそうだけど、気持ちが引くんじゃなしに、ああやって攻めていけているように見えました」

 ―今日のオーダーについて

 「青柳自体が右バッターを得意としているというのもあったけど、いろいろあって今日のスタメンにしました。矢野も代打で前のカードでヒットを打っているし、どっかで使ってやりたいと思ったし、(前川)誠太もどっかで使って経験させたいというのもずっとあるので。

いつも言っているけど、戦いながら成長していかないといけないので。そういうのも加味した上で今日のラインアップになりました」

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