◆米大リーグ ドジャース―フィリーズ(15日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャースのA・フリードマン編成本部長が15日(日本時間16日)、日米メディアの取材に応じ、大谷翔平投手(31)の今後の起用法について言及した。

 「私は翔平をナ・リーグで最高の先発投手の一人だと思っているので、彼がどんな役割を担うかは我々がいつ試合をするかによるだろう。

それが分かるまではあまり踏み込んで話すのは難しい」とし、「10月には予測できないことが起こる。重要なのは彼がいつ先発するか、その間隔はどのくらいか、他の先発投手たちの調整具合はどうかということだ。私の見解としては、彼は先発投手として我々に大きな影響を与えると思う。そして昨年、ビューラーも先発投手でありながら、ワールドシリーズ第5戦を締めくくったから何が起こるかは分からない。しかし、彼をリリーフで使うということは複雑にはなる」と話した。

 23年9月の右肘手術から今年6月に電撃復帰した「投手大谷」はここまで12試合で1勝1敗、防御率3・75。8月27日(同28日)の本拠地・レッズ戦では復帰後初めて5回を投げ切り、2安打1失点9奪三振の快投で749日ぶりの白星を挙げた。次回は16日(同17日)の本拠地・フィリーズ戦で先発予定だ。

 10月のポストシーズンも二刀流で出場見込みの大谷について、ロバーツ監督は「PSでも先発で起用する予定だ。(救援に)変わるかもしれないが、現時点では」と説明。「彼を救援で使えば、降板時にDHを失い、打者としての彼も失うという代償を払うことになるが、議論はしている。なぜなら彼はWBCでやったことがあるからだ」と先発から始まり、23年WBCのように最後はリリーフで起用する構想もあることを明かしていた。

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