◆米大リーグ ドジャース―フィリーズ(15日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャース・大谷翔平投手(31)が15日(日本時間16日)、本拠地・フィリーズ戦に「1番・DH」で先発出場。2試合ぶりの一発で史上6人目となる2年連続50本塁打の期待がかかる中、1点リードで迎えた5回1死一塁の第3打席は一塁・ハーパーの横を抜く二塁打で3試合連続安打とした。
フィリーズの先発はR・スアレス投手(30)。昨季に続いて今季も試合前の時点で12勝を挙げている左腕で、大谷にとっては初対戦の難敵だ。初回先頭の第1打席では見逃し三振に倒れたが、3回1死三塁の第2打席は四球。今季最長の20試合連続出塁としていた。
現地9月15日は通算3000安打しながら、1972年の大みそかに飛行機が墜落して亡くなった名選手をたたえる「ロベルト・クレメンテ・デー」。選手は胸にクレメンテの背番号21の記念パッチをつけて出場している。
この日から3試合を戦うフィリーズには大谷と本塁打王を争うシュワバーが君臨する。今季は球宴MVPにも輝いた大砲は8月28日(同29日)に1試合4発という離れ業を見せ、今月9日(同10日)にはリーグ最速で50号到達。この日の初回には3戦連発となる53号ソロを放ち、現時点で大谷には4本差をつけてトップを走っている。大谷は3年連続の本塁打王に向け、今回の直接対決で何とか差を縮めたいところだ。
前日14日(同15日)の敵地・ジャイアンツ戦では9回に遊撃と中堅の間に落ちるポテンヒット(中前打)で19試合連続出塁とした大谷はその後エドマンの中前適時打で生還し、メジャー断トツの135得点目を記録。