◆米大リーグ ドジャース5―6フィリーズ=延長10回=(15日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ナ・リーグ西地区首位のドジャースが東地区首位のフィリーズとの接戦を落とした。地区優勝マジックは「10」のまま。

フ軍は2年連続の地区優勝を決めた。「1番・DH」で先発出場した大谷翔平投手(31)は3打数1安打2四球。今季最長の20試合連続出塁としたが、史上6人目となる2年連続50本塁打は2試合連続でお預けとなった。

 ドジャースは1点を追う9回。守護神デュランからパヘスが同点ソロを放ったが、延長10回に右腕トライネンがリアルミュートに決勝犠飛を献上した。

 試合は初回にオープナーの左腕バンダがシュワバーに3戦連発の53号ソロを浴びて先制を許す。1―1の5回にはド軍がマンシーの18号ソロなどで2点を勝ち越し。だが、7回に左腕ドライヤーがウィルソンに逆転2ランを浴びた。その裏にはベッツが19号ソロで同点。しかし、8回にベシアがハーパーに27号ソロを被弾した。強豪同士のポストシーズン前哨戦は終盤に試合が一気に動いた。

 ロバーツ監督は「バンダの球はいい球だったと思うが、シュワーバーが片手で本塁打にした。

ハーパーの打球はベシアの球が高めのボールになる球だったが、それを打たれた」と相手打線に脱帽。現地の記者から「シュワバーとハーパーは左投手に強いが、あれだけ多く左投手を投入したのは今のブルペン事情か」と問われると「まあ少しはそうだね」と言い、「今夜投入した投手たちはしっかり休養を取って、準備ができていた。私が望んだ投手を当てました。ただ、それが毎回いい結果につながるわけではない」と話した。

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